やっぱ、彼のほうね・・・

今日は一人娘の誕生日。晴れて18歳、エイティーンになった。数日前は、覚えていたんだけど、実は当日すっかり忘れていたよー。
娘 『ただいまー。お母さん、今日、夜ご飯、外で食べてきてもいい?』
私 『は? なんで?』
娘 『だって、アレやし、トモ(彼)と食べてくるね。』

・・・・アレ?アレとは??アレって何だ? 娘は、私がちゃんと覚えているか確かめるような口ぶりだ。それに、ハッと気がついた。Σ(゚Д゚)
私 『う・うん。誕生日おめでとう。えっ、あれ?お母さんとお祝いは?』
・・・・準備などしていないのだが、まだ間に合う。なんだったら久しぶりに外食でもいいし。
娘 『ううん、いい。お母さんとは今度にしよ。』
私 『・・・・・・・・・・・、ハイよ。』
  ( -д-) 、ケッ トモトモッテ


仕方ない、冷凍のスパゲッティーでもチンして食べるかぁ。カボチャ傷みそうだし、サラダにしよっと。ゆで卵とシーチキン入れてっと。アア、これ娘大好きなのになぁ。小さい頃から、食事まで待てなくて、ボウルや木シャモジに残ったのを、きれいに舐めるのが好きなのよね〜。ばかだねぇ・・・・しかも今日特別美味しそうじゃない。損したよ。
ちょうどサラダが出来上がる頃、彼氏が迎えにきた。娘がそそくさと玄関に向かう。
私 『これほら、カボチャのサラダ。シャモジについたの一口食べる?』
私の脳裏には、娘が、ヤッタァーと言いながら食いついている。


娘 『いい。』
私 『・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
 ( ̄ェ ̄)フーン