先日岐阜の実家に帰った話。
私の父は70歳。昔からギターの弾き語りが趣味で、家で長年歌っている。
その父が去年暮れに、ライブバーの飛入りに出て、初めて人前で歌ったというのだ。
年若い人ばかりの中、父は演歌のカバーオンリーで、ブンチャッチャ♪ブンチャッチャ♪とやってのけた!!!
『おい、緊張したぞ〜。指はちっとも動かんし、歌詞が出てこんしな(笑)』と父。
私はそれを聞いた時、他の参戦者のしらけた顔や、空気が読めなくて痛々しい父の姿を想像したが、70歳の父が息子の嫁の車に乗せてもらい出向き、心臓を高鳴らせて歌った事は、なんだかスゴイと思った。
父はその後、ヤイリのエレアコまで買い、もう一度参戦したらしいが、もうしばらく行かないと言う。どうしたもんなの?
んで、私は早速その新しいギターを弾かせてもらっていたら、おまえはどんな歌を作って大阪あたりで歌っているんだという事になり、両親に『からすのかあさん』と『太陽と火の鳥』を聞かせた。すると・・・、
『飛んでけ〜♪じゃなく、飛んでゆけ〜〜!!!のように気持ちを込めて!』
『その歌詞はおかしいぞ。』
とやり始め、そして詞を書きだし、一方的にお直し。(なにやってんの?)
『こう変えていっぺん歌ってみろ。』
オーマイガッ
おっしゃるとおり歌ってあげました。ほら、やっぱりおかしいでしょうよ。と伝えようと
『ほら、、』
と言うや否や、その言葉は父の言葉にかき消されてしまった。
『 イイッ!』
明日ライブがありまーす。是非来てください。
◆1月17日(木)◆
ライブバー・カフェ ワンドロップ
大阪市中央区谷町9-3-11東谷町ビルB1
TEL 06-6764-5641
20時start charge:500円+1order
対バン/ムシマル、野口恭平