漢方熱

yo-en2013-07-29

まだ8月にも入っていないのに連日の高湿度猛暑に夏バテ?
普段から低血圧で(↑75〜85、↓45〜60)、日中はゼンマイネジの切れかけのような私も、夜になると回復してくるのだが、今日は軽いめまいがしております。

そういえばある時期(三、四年前)、不眠になり、身体症状悪く、漢方薬にハマった事がありましたの。
今回は、その話をしてみます。

それまで漢方を飲んだ事はなかったけど、女性特有の症状には穏やかに効く漢方が良いよと聞いた事があったので、その位に思っていました。
ネットで調べてみれば、東洋医学思想が自然で良く思え、一度試してみようと思ったのがきっかけだった。
病院処方、又は漢方薬店で相談したり、自分でもネットで勉強したけど、その内にだんだんと証が不明慮になり、とうとう行き詰まってしまったの。
(※飲んでみた漢方は、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、温経湯、補中益気湯、etc ...)
身体は辛いのに、即効性がない薬だと、自分に合うのを見分けるのに2週間〜3ヶ月程かかる。病院で検査もした。検査代もお薬もお金もかかるし、精神的にも不安になって...。

そうそう不眠で不安定になっていた私は、何かしらの睡眠薬が欲しく、その頃初めて心療内科にも行きました。
医者曰く「あなたは、ストレスが身体に来るタイプであるから鬱ではありません。そもそも鬱になるのは、脳内物質セロノニンが遺伝で初めから少ない人だ」と、はっきり言われました。睡眠導入剤をもらうも、少し飲んでは行くのを止めてしまいましたが、私には睡眠導入剤は良いも悪いも言えません。

もともと医者不信気味な私ですが大阪都心部に引っ越してからは余計歯車がかかり、病院ジプシーをする様になってしまったの。
早く治りたい、無駄足にならないよう、医者に夢中で症状や経緯を話すのを、面倒くさい患者扱いで話を遮られたりなど、再三疲れることばかり...。

もう嫌になりかけた頃、とかく婦人があれこれと早口で症状を訴えるなら、神経症に利く加味帰脾湯とあった。この漢方薬は試してはいなかったが、(何?このひっくるめた大雑把さ。神経症?性格や性質も一因?なら因果関係は?はあ〜、もう無理だっぺさ、諦めた〜)というか、己を知ったというか、それ以降、急に漢方熱は下がり、嵐が去ったように静かになりましたのよ。

でもね、今思えばそうだと思うの。ストレスが身体に出てきたのね。
田舎から引越して、何もかもが新たな刺激(人、環境、状況)に、自分を合わせるのに必死だった。そんなの不得意な事、自分が分からなくなって、誤解されても弁解も説けない。そうかも知れないしって思う程、無気力になってしまっていたのよ。