歌『アジサイの花の散る頃』

yo-en2012-09-10

  アジサイの花の散る頃』
            

久しぶりに あなたの前に 私は来たの

白い部屋の シングルベッドは 

痩せたカラダ 大きすぎるようで

アンモニアの匂いと 傍らの聖書が

痛々しくて 痛々しくて

目を伏せて ただ 立ち尽くす



あなたは手を取り 絞り出すように 私に伝えた

お前の性格 とても好きだから 

それでいいから 上手くやりなよって

あなたといた頃は 泣かされてばかりで

耐えられなくて 耐えられなくて 

目を伏せて ただ 微笑む



アジサイの花の散る頃 

いつも 思い出すでしょう

あの日 最後につぶやいた 私の名前を



悲しい唄にも 光はあるから  

私は歌うの 解き放つ言葉 唄にして

あなたに さよなら

              詞/曲 YO-EN



忘れていた唄があった。
3年程前に作ったこの『アジサイの花の散る頃』という曲は、私の人生の中に深く関わった人の死によって、生まれたものだった。
忘れていたというのは、本当は違うかもしれない。
本当は歌いたく無かったのかもしれない。
新曲ならぬ新古曲。一部、歌詞を書き換えて、歌ってみようと思う。