『空』作詞作曲:たんぽぽ 唄:YO-EN
この曲はたんぽぽさんが、私に歌って欲しいと送ってきたメッセージソングです。
ご両親の原爆体験談を元に作られた歌で、歌詞にある少女は、たんぽぽさんのお母様。
そんな大切な歌を、どういう風にアレンジして歌ったら、聴いた方の心に素直に伝わるのか。
そればかり取り組んでいたこの数日でした。
Keyが決まり、イメージが固まり、昨日やっとデモを録音できました。
そのままの勢いで、以前、広島平和記念資料館と原爆ドームを訪れた時の写真で、動画を作って(サクッと作るつもりが、好きなので没頭)、UPしました〜☆
『空』
晴れた日空から悪魔が降りて
光と炎で人が焼かれた
少女の世界は突然変わった
廃墟の街をただ歩いた
泣くこともできず街を彷徨う
木立だった何か家だった何か
ふらふら行き交う人らしき姿
黒い雨が降り出した
戦争の意味も知らなかった
生きることが精一杯だった
家族も友達もいないと知った時
誰のせいなのと叫んでいた
歳月がきっと平和な世界を
連れてくると言ったのは誰?
過ちは二度と繰り返さないと
誓った人はどこにいるの?
今も世界に悲しみが溢れ
憎しみの糧はまかれ続ける
見上げる空はあの日と同じ
輝く太陽そこにあるだけ
ルルル・・・・
歳月がきっと平和な世界を
連れてくると言ったのは誰?
あの日少女が見た同じ空が
今日も見下ろすこの地上で
過ちは二度と繰り返さないと
人が心につぶやく時
空にかかる虹のように
小さな希望が見えてくるかしら