サントリーホール チャリティコンサート


 こちらは来年開催されますチャリティコンサートです。主催者のさかもと未明さんですが、去年YouTubeで私の歌を聴いてくださり、メッセージで声を掛けて頂いた事でご縁が繋がりました。
 そして近く、ご夫妻で大阪に用事で来られるということで、その時に、お二人にお食事に招いて頂き、短い時間でしたが楽しい時間を過ごさせて頂きました。
 その後、私が東京へ行った時に、未明さんのお宅に訪問したり、何度か電話やメールでのやり取りでのお付き合いがあり、今回投稿しました主旨のコンサートに、畏れ多くも、ゲストで一曲歌わせて頂く事になりました。
 未明さんはご存知無かったのですが、私のオリジナルに『かもめの子守唄』という歌があります。この曲は6年程前に作りました。
 もともと私は1987年11月29日の大韓航空機爆破事件の連日の報道で、リアルなスパイに、当時随分興味を示していたような記憶があります。そして随分経ってその事件を起こした犯人の一人、金賢姫の書いた本をたまたま図書館で見つけて読み、衝撃を受けてその関連本を読みあさりました。北朝鮮政治犯収容の本などは惨たらしいものでしたが、私は残酷シーンを貪るように読みました。(と、同時に他に、アウシュビッツ収容所、731部隊、戦争、人間の狂気についても然り)
 そしてその後の”あの拉致被害者の一連の報道”で、再び蘇り、合点した事と、腑に落ちない事との狭間で、外国人拉致という被害にあった人たちの届かなかった絶望的な悲痛な叫びが、あまりに悲し過ぎて、私は湧き上がる思いを歌にせずにいられなかったのです。
 私は感情の赴くまま、一人の架空の拉致された少女を歌にしました。
 歌には政治的意味合いはありません。訴える事は、ただひとつ、
 ”少女の悲しみ”だけです。
そして、その絶望の中でも生きる!ということを、私は歌いたいのかなと思います。
 それがまさか!何かのコンサートにゲストで呼んでくださる事はかなり前に聞いておりましたが、ここで初めてそのチャリティの内容や趣旨を知りました。1曲という事で、ふさわしい選曲の相談を未明さんとしている時、実はと、この曲の存在をお伝えたしたところ、是非にと、いう事になったのです。
 ところが私は、そのあと大いに悩むのです(今までの仲間内のチャリティコンサートや、小さな地元のそれとは違う何かや、私の軽率な言動に)
 そしてしばらくして、ふと巡り合った横田早紀江さんの著書本「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」を見つけて読み、ここにあるのは純粋な母親の心の痛みがあるだけで、その悲しみや憤りに、同じ母親として共感しました。

 こどもを返して欲しい!  

 そのための支援をしている、このチャリティコンサートの趣旨にご賛同のお方は、どうぞ是非とも、支援金となるチケットをお買い求め下さいますようお願い致します。